おはようございます。ファイナンシャルジャパンの木村です。
先日、お客様の住宅の火災保険に関してお問い合わせがあり、損害保険分野の経験、知識に長けた同僚とご訪問をさせていただきました。
同僚の話がとても勉強になりましたし、それを一部整理してみました。
まず、はじめにお伝えする重要なポイントが
【ポイント】今年の10月より住宅に関する最長35年までの長期一括設定ができなくなります。
【原因】近年、日本での気候変化や大雨などによる床上浸水など、保険の請求がかなり増えており、今後も増加が予測されるため、現在の割安な保険料レートを基準に長期契約をすることは保険契約者にはメリットですが、保険会社としては負担になることが予測されます。
その結果、火災保険は最長で10年までの期間になり、その後は割高になっていくと予測される金額で継続をすることになりそうです。
そのため、住宅をお持ちの方は再度検討をしてみるラストチャンスになると思います。
とはいえ
ほぼ皆さん、既に火災保険には加入をされています。
これは銀行などから住宅ローン返済中に火災などでお金を返せない場合を防ぐための必要な措置と考えられており、銀行からは継続をしてほしい部分でしたが保険会社がそろそろ限界だと判断したといえます。
では、途中で見直しした場合にはどうなるのかという部分に移ります。
① 既に長期一括で加入をしている場合
実は長期一括は35年を約25年前後位分の割安な保険料で加入をすることができます。もし途中解約をすると未経過保険料が戻りますが、必ずしも割合が経過期間と比例するとは限りません。ここは注意が必要です。とはいえ、新たにこのタイミングから長期を組むことで今の保険の終了期間から先の掛け金をお安くするメリットがあります。
「ずっと先に掛け金があがる火災保険に対して、35年の期間に限定ですが再度対策をするのはどう思われますか?その頃の収入状況などはどんな予定でしょうか」
② 単年や短期間での火災保険を組んでいた場合
この場合には、シンプルに長い目で見ると非常にメリットです。その代わり、一回ご負担が発生しますので短期間での全く余裕がないご家庭では、残念ですが今後の火災保険の値上げに同じペースで伴走するしかない可能性もあります。
「もしここで発想を変えるなら、長い目でのご家庭の収支をよくできる可能性がありそうです」
③ 加入している保険の内容が、当初加入時に言われるままになってしまっていてよくわかっていない。
これは今回を機に内容を考えても良いかと思います。現在、より支払われることが多い保険事故などについて話を聞き、もしかしたら不要かと思われる部分まで加入をしているケースや、本当は必要部分も加入をしていなかったケース、住宅を購入する際にたくさんの事務処理のなかで「わー!」と流れで決められていたなんてケースも多いです。
こうした部分ひとつとっても、一般の方には情報が少なくわかりにくいのですが、しっかりメンテナンスしましょう。え!こんなことでも保険使えるんですか?なんてものもたくさんあります。
家も人間と一緒で、時間がたてば劣化をしますし、住宅メーカーなどによる保証は10年前後。故障や不具合がでるのはそれ以降に多いと言われています。
今が健康だから医療保険には入らない、でもあとになって年齢を重ねるとリスクはどんどんあがってしまう。とてもよく似ています。
なお、既にかなりの期間が経過している場合でも、割安になる場合もあります。ぜひ調べてみてくださいね。
(*゚ー゚)ゞ
写真は内容と関係ありませんが、昨日お客様のご自宅訪問の際にその近くで売っていたパンです。
ごま味噌チキン、黒いチーズカレーパンが珍しく購入してみました。レパートリーに加えてみようかなと思っています(笑)
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